ブルドックができるまで(野望篇)その2

最初に買った大型バイクは
検付6万の750カタナ

最初に勤めた店の社訓というか、基本的な方針として「客のバイクどうこうする前に自分のバイクでやってみろ」「そのなかでノウハウを身につけろ」みたいなところがあったんです。当然わけわかんないでやってるわけだから、壊してしまったりするわけですけど、それも経験だと。

そんなわけでエンジン組んでも掛からないとか、ヘッド開けてみたらバルブ曲がってたとか、最初のうちはそういうの、しょっちゅうでしたね。

ちなみに大型免許取ったばっかりの和久井青年は、何乗ってたんですか。

大型免許取って最初に買ったのは750のカタナ。今でも覚えてますけど検付で6万円。カネなかったですから。ほかに選択肢ないんですよ。Zなんて高嶺の花。でも「Zと同じ空冷だし、バルブは2本も多いから(4バルブ)Z2より速いに違いない」とか思ってました。そこはもうやっかみ半分で。実際に走らせてみるとメーター読みで200㎞/hくらいは出て、そこそこ速いんですよね。

で、あるとき高速走ってるときに、ポルシェのカレラ2にブチ抜かれるわけです。964カレラだったから、見た目的にはボテっとして遅そうじゃないですか。それがもうまったく追いつかない。「すげえな、やっぱりポルシェって速いんだな」って思って、すぐ漫画のキリンとか読むわけです。で、「やっぱりな」と思ったりして。「キリンに出てくるカタナは1100だけど、オレのは750だから追いつかなかったんだな」と(笑)。

キリンに出てくるのは964じゃなくて930カレラ(964の前モデル)だし、探せば言い訳はいろいろある(笑)。

まあそんなこんなで750カタナをイジっていくわけですけど、いざカスタムしていこうとすると、パーツがないんですよ。イジるにしても1100じゃないと、ちょっと難しいのかなと思ったんですけど、当時はまだ1100カタナって高かった。アニバーサリーが出たくらいの頃でしたから(90〜91年頃)。

750カタナはあくまでもカネがないってことで妥協して買ったバイク。本音の部分ではZに乗りたかったわけです。で、これはやっぱりZ買うしかないだろうってことで、店の在庫だったZ750FXを給料天引きの信用払い&超長期分割で売ってもらったんですよね。

ローンとかじゃないんだ。で、そのFX、どんな仕様にカスタムしたんでしょ。

カスタムも何も、1メートルも乗らないうちに全バラにしちゃったんですよね。当時はガス溶接しかできなかったし、店にもアルゴンなかったからとりあえずガス溶接でフレーム補強して。溶接なんてお世辞にもきれいなんて呼べるもんじゃなかったけど、それでも補強は補強だと。オレのFX、フレーム補強入ってるぞと(笑)。最初はそんなレベルですよ。

ホイールにしても社外ホイールはめちゃめちゃ高かったので、基本は純正流用。というか、普通にコスト考えたら純正流用以外の選択肢ないなっていう、そういう時代でした。それでもGSX-R系の3本スポークとか、高かった。

ちょうどその頃、ショップで働いていた会社の先輩が、ボロいながらも自分のZ1でTOFに出場したんです。なけなしの給料で頑張ってカスタムして。全バラ→フレーム補強っていう流れは、その先輩から刺激受けたっていうのも大きかった気がしますね。

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