Genuine(純正)という名に込めた思い(1)

オリジナルパーツとの
相乗効果で生まれた
GT-Mというスタイル

ブルドックがGT-M(=Genuine Tuning Machineの略)という形でコンプリートを販売するようになったのって、ショップ始めてどれくらいの頃でしたっけ。

店始めて10年くらい経った時点ですか。それまでのカスタムっていうのは持ち込みや中古車がベースで、スタイルも今ほどはっきりとしたものは確立されてなかったんですね。それがあるときを境に「あ、あれブルドックのコンプリートじゃない?」みたいなスタイルができてきた。全体のたたずまいとか、ディテールの仕上げとか、なんか「らしさ」が出てきたんですよ(笑)。

その「らしさ」って、いきなりどっかから降ってくるようなもんじゃないと思うんですけど、どうやって出てきたんでしょうかね。

自社のオリジナルパーツが充実して一気に「ブルドックらしさ」が増したっていうのはあったと思います。オリジナルパーツって、それまでの純正流用や社外パーツを使ってきた経験を踏まえて、こうだったらいいなと思うデザイン、機能を盛り込んで作るわけじゃないですか。そうやってつくったパーツを中心に組んでいくと、やっぱりどこか一貫した雰囲気が出てくるんですね。

レース屋さんは「あるもの(パーツ)は買った方が早い」ってよく言いますね。そうやって節約した時間をほかの作り込みやセッティングに使った方がいいっていう意味ですけど、ストリートカスタムの場合は、そんなことないですか。

いや、ストリートカスタムも基本同じだと思いますよ。既存のスペシャルパーツを使った方が在庫リスクもないですし。オリジナルパーツって、どんなものでもある程度の数をロット生産して、自分のところで在庫を抱えなくちゃいけないじゃないですか。メーカー別、車種別で在庫すると、かなりの金額になります。

ウチの例でいえば、ホイールを自社ブランド(→ラボランテ)で出したときは、さすがにシビれましたよね。なんたって17インチと18インチで初期ロット100セットですから。開発費もかかるし「これ、売れなかったらどうしよう」って正直思いました。型つくっちゃった以上、年間100セットは売らなきゃ元取れないし。

うーん、自律神経弱い人には聞くだけで身体に悪そうな話ですね。

カラーバリエーションにしてもアルマイトとブラック、どっちが売れるかまったくわからないのに、個数決めて用意しとかなくちゃいけないわけです。カワサキとスズキは同じブランクでいけるけどヤマハ、ホンダは違うってことで、国産4メーカー対応を謳うためにはブランクも3つ用意しなくちゃいけない。で、メーカー、車種ごとの個数配分も決めなきゃいけない。どの車種が出る(売れる)かなんて、まったくわからないのに(泣)。

一方で、そのへんのカスタムショップがオリジナル・ホイール出すって史上初だろうなとも思ってたわけです。さらに国産4メーカー対応、17インチと18インチ両方発売ですから。どうせやるなら人がやってないことやりたいなって思って。

前人未踏、ハイリスク、絶対無理。和久井さん的には燃えるシチュエーション揃ってる感じですが。

生産数の振り分けは過去の販売データとか参考にしながら、かなり入念に打ち合わせて決めたんですけど、実際には、そんなうまくいかないんですよね。かならず売れないで残る在庫っていうのが出てくる。

でもまあ、そうは言ってもホイールも自社ブランドのラボランテを作ってからは、社外のホイールはほとんど買わずに済んでいるので、予想してたよりも在庫リスクは少なかったです。アルミ鍛造ホイールに関しては、コンプリートのお客さんはほとんどウチのホイールを指名してくれますんで。販売店、ショップなどのいわゆる「外売り」もいまのところ順調です。

もちろんどうしてもラボランテにしなきゃいけないってことではなくて、究極の軽量を追求したいという要望があった場合には、JBマグ鍛、BSTのカーボンホイール、こういったパーツも使います。ただカーボンホイールまでいっちゃうと軽くなる分、予算もかなり高くなるので、相当こだわりがあるお客さん以外はあまり行かないですね。

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